Weedsport Speedway
2020 シーズン 4 ビルドと共に登場予定の新ダートトラック、ウィードスポーツ・スピードウェイのプレビュー動画が公開されました。
2020 シーズン 4 ビルドと共に登場予定の新ダートトラック、ウィードスポーツ・スピードウェイのプレビュー動画が公開されました。
2020 シーズン 4 、2021年 iRacing ダート・スプリントカー世界選手権(2021 iRacing World of Outlaws NOS Energy Sprint Car World Championship)の出場資格を掛けた予選シリーズが開催されます。既に2021年の出場資格を獲得しているドライバー(2020年同世界選手権上位)以外から、残りの世界選手権出場枠を選抜します。
https://www.iracing.com/2021-world-of-outlaws-sprint-car-world-championship-qualifying-series-announced/
※2021 iRacing World of Outlaws NOS Energy Sprint Car World Championship (PDF)
https://members.iracing.com/jforum/posts/list/3699328.page
https://members.iracing.com/jforum/posts/list/3699330.page
2020/03/09 に開始される 2020s2 World of Outlaws Super Late Model シリーズは World of Outlaws Morton Buildings Late Model チャンピオンシップシリーズにエントリーするための唯一の予選シリーズで、2020シーズン2 にスタンダードな Super Late Model シリーズとして開催されます。
iRacing Developer Blog: S4 Updates to the Dynamic Track Model
https://www.iracing.com/iracing-developer-blog-s4-updates-to-the-dynamic-track-model/
開発者によって技術の内側を紹介するシリーズ、今回はダン・ガリソンによるダイナミックトラックのアップデートの話題がブログとして公開されました。こちらに先だってポッドキャストでその先のレインについても話していたようですけど、そこへ向かう上での技術向上による恩恵、というのも iRacing のいつものヤツですね。このブログ記事を和訳して以下で紹介します。iRacing は技術系の話題も読み物として面白いですよ。
私はダン・ガリソン、シニアソフトウェアエンジニアです。最近、ポッドキャスト iRacing Downshift でダイナミックトラックのアップデートについて話しましたが、良いフィードバックもあったのでここでより詳細を紹介しようと思います。そして、シムがどのように動いているのか、技術的な側面に興味を持っている方と、より楽しくディスカッションを行えたらよいなと思っています!
ダイナミックトラックモデルの初期実装では、レーストラック全体の路面温度をサーバーが保持し、その情報をクライアントに送信することが特徴でした。ある地点から別の地点までの温度は、色んな要素によって変化します。路面のアルベド、太陽に対する路面の向き、太陽高度と日射量の関係、影、雲、そして車からの影響によって、日陰の不活発な場所は涼しく日なたは暖かいし、車のエンジンからの熱が堆積する場所は熱くなるしタイヤもさらに発熱します。これにより、多くの現実に遭遇する要因に対して活発的に反応してレースエンジニアやドライバーが対処すべき幅広い状況を提供するモデルが出来上がりました。
ダイナミックトラックが最初にリリースされたとき、シム内の天候は変化しませんでした。気温や風のパラメータを変更することはできましたが、太陽も雲も動かないし、降り注ぐ太陽エネルギーと、熱対流と熱伝導でのロスが完璧にバランスして生成されたシンプルな温度としてだけ、その地表の平衡温度を計算できたのでした。天候が決定され空は動かず、誰も走行していなければ、周囲の気温変化と概ね一致する小さな変化だけでトラック温度は本質的に変化しません。
しかし、太陽と雲が動き始めると、このモデルの大きな欠点が明らかになりました。
すなわち、サーバーが路面の上層部だけの温度を保持していた点です。その結果、太陽が沈んだり雲が掛かって降り注がれる太陽エネルギーがなくなると、トラック温度が急速に下がっていたのです。路面の下で起こっていることを説明するため、年月日と日時による関数として、変動する熱の損失率が導入されました。しかし事実に似てはいるものの、おかしな動作とならないように冷却率の全体的な変動は比較的小さく抑えられていました。この問題に対処するため、新しい実装では表面下の複数層の温度を保持することにしました。
路面温度はよりリアルに変動します。新しいモデルでは、数時間の日照から下層に蓄えられた熱が表面を温めます。同様に、車の走行による発熱はラップを重ねるほどにより長く持続するようになります。前のモデルと比較して、一般的に午前や午後でも早い時刻ではより低く、午後遅くではより高い気温になります。しかし一般的に多層アプローチはほとんどの状況においてよりゆっくりと変化することから、路面温度をある程度安定させます。違う場面で新しいモデルを説明しましょう。古いモデルでは反映できなかった現実の記録が可能になります。午後遅くにモンスーンが吹いて短く穏やかなシャワーがありそうな熱い日を考えてみてください。古いモデルでは、トラック温度が急速に下がり、そして水がなくなったあとも低いままです。
新しいモデルでは、空が依然として雲に覆われていても、予め下層に蓄えられていた熱がゆっくりと表面に戻り、失った温度を幾分戻します。実際のところ、このシナリオを通じた作業がダイナミックトラックをアップデートする動機となりました。このアプローチにおいて解決しなければならない問題のひとつに、各層の温度の初期化があります。各層が適切にセットアップされていないと、表面温度は正しい温度に落ち着くまで、非現実的で不規則に変動してしまいます。
これに対処するため、サーバーはトラックで使われる素材ごとに多くのサンプルを作成し、指定された年月日・時刻と素材の熱伝導率及び深度から経験式で推定して、各サンプル地点の温度を追跡します。さらに一歩進み、イベント開始数日前の天候をシミュレートして、各サンプルの温度プロファイルを更新します。これにより、セッションが始まれば各層が設定された条件下で適切な温度で適切に振る舞うようになります。そして時間が進み、定期的にデータポイントを追加していき、続くセッションでも、どの深度でも適切な温度となります。天候と変化は既にモデル化しているので、イベントの午前中にプラクティス2時間と午後に予選、翌日にレースとなる場合も、温度モデルがそれに対処します。セッションが始まって地面の一部で初期温度セットが必要となったとき、その素材と現在時刻からデータを探して、地表の向きによって保存されたサンプル間を補完します。
これにより、動く空によって明らかになった前モデルの2番目の欠点に対処できます。
前のセッションが終了してから時間が経っていたときには、サーバーはセッション開始時に温度計算のために太陽エネルギーの量を調べますが、太陽が雲に隠れているとき、どれだけ長くどれだけの頻度で雲に隠れていたのか推測せず、セッションに至るまでの条件はシミュレートしませんでした。そのため、この場合にはまるで一日中雲に覆われていたかのように、トラックは現実離れした低い温度で開始してしまっていました。
新しいモデルでは、それまで太陽がほとんど出ていたのなら、それを踏まえてトラックはまだ冷えず温かいままになります。新しいモデルはまた、水と温度の相互作用について大幅に改善しています。蒸発による温度下降が以前より正確に計算されます。
例えばオクラホマのずっと日陰になるダートトラックでは通常、蒸発によって熱が失われて周囲の気温よりも低いトラック温度となります。もちろん、蒸発速度は路面温度と気温、湿度、風、表面の自由水供給量によって変わります。湿度が高く風のない肌寒い日には、トラック温度が気温に近くなると予想されますが、乾燥して風のある暑い日には、気温とトラック温度には数度の温度差があると予想されます。ダイナミックトラックのアップグレードは、改善された蒸発モデルによる自然な結果としてこの動きを提供します。トラックモデルに対するこれらの変更は、シムの雨の予測からインスパイアされたものですが、アップデートが全体的に有益なものとなるのは明らかです。路面と地面の間の熱伝導をモデル化することで、さまざまなイベントによるトラック温度変化はそれ以前に起きたことの影響を受けます。そのため表面温度は、基本的に下層に保存されている履歴に応じて比較的持続的に変動する可能性があります。初期化中に天気予報を実行して結果を記録することで、サーバーは時間ギャップの大きなセッション遷移を処理してトラックを適切な状況で開始できるようになるのです。
※雨が来るのはまだまだ先です
この記事についてのディスカッションはメンバーフォーラムのこちらで。
https://members.iracing.com/jforum/posts/list/3657875.page
2019 Season 3 Patch 2 Hotfix 1 [2019.08.07.01] のリリースノートを和訳して掲載します。
間違いなど見つけたら教えてくださいね。
スプリントカー・ショーダウンについて発表されましたので紹介します。
https://members.iracing.com/jforum/posts/list/3654294.page
ダート・オーバルのノックスビル・レースウェイで行われるウィングなしスプリントカーのヒートレースイベントで、日本時間で 2019/08/10(土) 10:00, 22:00, 08/11(日) 02:00, 23:00、の 4スロット開催されます。
コース | Knoxville Raceway |
車両 | Dirt Sprint – 410 |
シミュレート日時 | 2019/08/10 19:50 |
天候・空 | ダイナミック |
スプリット | iRating |
フィールドサイズ | 30台 |
インシデント制限 | 16 |
セッション開始 | 2019/08/10(土) 10:00, 22:00 2019/08/11(日) 02:00, 23:00 |
Practice/Join待ち | 10 分 |
予選 | 当日Join後開催・単走、2周/3分 |
ヒート | ヒートあたり10台、10周/10分 x 3ヒート、4名勝ち抜け |
敗者復活 | 9台、15周/15分 x 2レース、4名勝ち抜け |
ウォームアップ | 2分 |
決勝 | 20台、30周/30分 |
2019 Season 3 Patch 2 [2019.07.29.01] のリリースノートを和訳して掲載します。
間違いなど見つけたら教えてくださいね。
2018 season 4 、9月ビルドに合わせて登場。アトランタ・ラリークロスレイアウトのプレビュー。2種類のレイアウトがある模様。
https://www.youtube.com/watch?v=BlzfjsctrxE
iRacing 社長 Tony Gardner からの開発状況についての情報提供、昨日はコンテンツでしたが今日は機能面についてお知らせ。
http://members.iracing.com/jforum/posts/list/3613497.page
以下で和訳してご紹介。
先日ブログと動画を公開しました。ダメージモデルはやるかやらないかしかない。良い進捗を見ているが、またやるべきことが残っているし、その後で80以上の車種と何百ものサーキットの組み合わせで膨大なテストを経て調整を繰り返すことになるから、2018年中にこれがリリースされることはない。
AI及び関連するUIはとても良い進捗状況です。一度限りのレースも、シーズン全体の構築機能(ドライバー名簿を読み込む機能を含みます)も、そのどちらもスタートさせるつもりだが、まだAI自体にもUIにもやるべきことが残っています。シムエキスポでは試すことができるよう計画中。ロールアウト予定日はまだ決められないが、年単位ではなく月単位ではあるだろう。初期リリースで車種を限定するかどうかはまだ分かりません。
グラフィックエンジニアは今プロジェクトのホームストレートにおり、ダイナミックトラック用の雲の影についてちょうど完成させたところ。これはグラフィック面の最後のチャレンジのひとつと言える。現在は天候ジェネレータから天気をフックする機能の作業を始めたところだが、彼らはまだ雲と空の品質向上をもう一段階やりたいらしい。エンジニア達はまだ12月をターゲットとしているようだが、そろそろタイトになってきた。
概ね終了して、現在は Day to Night のロールアウトに向かっている(空はHDRであるべき)。
最近はこれについてあまり話していないが、開発はハードに進んでいたので12月ビルドに来ることが確実。
残念ながら 9月ビルドにいは間に合わなかった。いくつか問題が見つかったのでその修正に掛かっている。参考までに、タイヤのバージョンとは別に複数のタイヤコンパウンドが使えるように開発中です。
品質/スピードの大きな改善が9月ビルドでロールアウト予定。デザインとユーザビリティも向上します。9月ビルドには間に合いませんが、重要な機能追加とデザインの改善が控えています。
2018年の可能性はない。現在行われている主な作業は、水たまりができたり乾いたりする、ダイナミックサーフェスの側面。Time of Dayプロジェクトが終われば、ここにリソースを割ける。
複数のプロジェクトが進行中。ビルドごとに新しい何かがロールアウトするので注目してください。例えば最新ビルドでは影やスキッドマーク、パーティクルの改善がありました。
9月ビルドで良い改善を見れるだろう。
グリップは少し良くなる。使われて乾燥していくと急速にグリップが低下していくので水分がある路面を選んで走ることがこれまで以上に重要になるでしょう。トラックの状況変化のスピードが早くなる。問題点も修正されてとても楽しいビルドになるだろう。
数十万ドルの新機器を含む新しいデータセンターを構築中、秋稼働見込み。
2018 Season 3 [2018.06.04.01] ビルドのリリースノートを和訳して掲載します。
間違いなど見つけたら教えてくださいね。
ハイライト:
全文は以下、続きで。
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新しいラリークロスマシン Subaru WRX STI VT17x が 2018s3 ビルドで登場。来週リリース予定。
https://www.youtube.com/watch?v=dqh94iKdl8w
マシンスペック
https://www.subaru-msm.com/2017/grc/machine/
GRCは消滅してしまいましたがARXが始まりましたね。iRacingではARXについて聞こえてきませんが..
iRacing はダートオーバル World of Outlaws オフィシャルシリーズおよびワールド・チャンピオンシップの構成変更を検討中とのこと。
http://members.iracing.com/jforum/posts/list/3605296.page
*2018シーズン2 での計画:
https://www.shupop.com/iracing/2018/03/08/dirt-oval-structure-2018s2/
*Dirt World Championship とその予選シリーズ計画:
https://www.shupop.com/iracing/2018/03/02/dirt-pro-series/
WoOシリーズの次の構想がアナウンス: しばらくBクラスに戻す。2019S1のレギュラーシリーズトップ20人にプロライセンス発給。https://t.co/3py8Oh9sO5
— FACT Racing (@factracing) May 15, 2018
期待ほどライセンスが上がっているドライバーが少ないため、参加可能なドライバー数を倍に増やすために A Classから変更されます。
2019 シーズン 1 での 12週間のオフィシャルシリーズを 2019 World of Outlaws Craftsman Championship に向けたさらなる予選シリーズとして Aクラスで開催し、WoO Pro/WC ライセンスを未取得の上位 20 名に Pro/WC ライセンスが与える計画。
2018年シーズン2は以下のレース構成となるようです。シーズン3では調整される可能性あり。
なおヒート制となるクラスC以上でのタイムトライアルは今季は開催なし、シーズン3に向けて準備中とのこと。
C 以上ではヒート制となり、各ヒート及び敗者復活戦の後に決勝レースとなります(time of day固定)。なお決勝レースのみイエローコーションあり、シングルファイルリスタートとなります。
2018 Season 2 [2018.03.05.01] ビルドのリリースノートを和訳して掲載します。
間違いなど見つけたら教えてくださいね。
ハイライト:
全文は以下、続きで。
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Limaland & The Dirt Track at Charlotte
https://www.youtube.com/watch?v=9Pqr9x7YeaU
どちらも来週リリース見込みです。
来週リリース見込みの 2018 season 2 ビルドについて。
一例として。
AI, 新ダメージモデル, 昼夜時間経過, 新タイヤモデル。
ピットアニメーション: 次のターゲットはIndycar。給油マン/ホースの描写もプロジェクトが作業中。
上位にダート World Championship シリーズへの出場ライセンスが与えられる、予選シリーズとしての Pro シリーズの開催がアナウンスされています。2018年3月第2週から。
いずれも 3ヒート + 敗者復活戦x2 + 決勝のフォーマットで 5戦開催 1ドロップ、Snake Splitting 採用となっており、それぞれにトータル$15,000以上の賞金/賞品が用意されるとのこと。なお、全てのダートライセンスで出場権があります。
ただ日本からは平日午前となる開催時間がネックですね。。。
火曜AM9:30スタート, 最大32台/スネークスプリット, 8周x3ヒート/4台勝ち抜け, 10周x敗者復活x2/4台勝ち抜け, 決勝20台30周
3/19 Eldora
3/26 Williams Glove
4/2 Limaland
4/9 Knoxville
4/16 Charlotte
*drop 1
上位35台にWorld Championshipシリーズライセンス
http://members.iracing.com/jforum/posts/list/3595283.page
火曜AM10:30スタート, 最大32台/スネークスプリット, 8周x3ヒート/4台勝ち抜け, 10周x敗者復活x2/4台勝ち抜け, 決勝20台50周
3/19 Eldora
3/26 Knoxville
4/2 Limaland
4/9 Volusia
4/16 Charlotte
*drop 1
上位35台にWorld Championshipシリーズライセンス
http://members.iracing.com/jforum/posts/list/3595282.page
金曜AM10時スタート, 最大24台/スネークスプリット, 5周x3ヒート/2台勝ち抜け, 4周x敗者復活x2/2台勝ち抜け, 決勝10台10周5周
3/22 Daytona long
3/29 Iowa
4/5 Sonoma
4/12 Lucas Oil
4/19 Phoenix
4/26 Daytona short <<< 3/24追加!
*drop 2
上位23台にWorld Championshipシリーズライセンス
http://members.iracing.com/jforum/posts/list/3595281.page
2018/03/08追記
レースフォーマットや賞金など記載された各オーバルProシリーズのPDFドキュメントが掲載されていますので、参加を検討される場合は一読を。
http://members.iracing.com/jforum/posts/list/3597101.page
https://twitter.com/RedBullGames/status/950298856037732354
Red Bull Games が iRacing.com 副社長 スティーブ・マイヤーズへのインタビュー記事を掲載しています。
Find out how Red Bull GRC makes iRacing the rallycross sim to beat
https://www.redbull.com/int-en/iracing-red-bull-grc-interview
すぐに時間がとれず2日ほど経ってしまいましたが、興味深い内容が含まれていますので、以下に和訳して紹介します。
ダートミジェットで最大のレース、チリボウルが開催される、タルサエキスポセンター内のインドアダートオーバルが iRacing のコンテンツに加わることがアナウンスされました。今週末レーザースキャンや撮影を行う予定で、リリースは夏を見込んでいるとのこと。
http://www.iracing.com/chili-bowl-coming-to-iracing-com/
https://www.chilibowl.com/news/?i=55811
これを記念して、iRacingは来週開催される2018年のチリボウルで2017年チャンピオンのクリストファー・ベルと、ナスカーカップシリーズのカイルラーソンのマシンのメインスポンサーとなります。
2018 シーズン 1 HotFix 2 (ビルド 2017.12.13.01) 、Hotfix 3 (ビルド 2017.12.14.01) の両リリースノートを和訳しました。
以下、続きで。
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