正しいシミュレーションのための分析 – コクピットは適切に設定しよう – 目次


4 – シート

シミュレータのオプションで、シートの高さと前後位置(FOVではありません)を調整し、ステアリングホイールがダッシュボードに対して理論的に一貫した位置になるようにします。画面に描画されるステアリングホイールとドライバーの腕は実際にはそこにあるのだから、それらの描画を無効にすることもとても重要です。

間違いの例


http://www.virtualr.net/wp-content/gallery/2909/265536_213249952050038_212770262098007_586506_6348485_o.jpg

正しい例


http://www.geeky-gadgets.com/wp-content/uploads/2011/12/5-Screen-Racing-Rig.jpg

5 – 水平FOV(視野)

水平FOVとはシミュレータ内の視野角のことです。

人間の目はおよそ 178 度のFOVを持ち、ほぼ真横近くまで映像を認識しています。

シミュレータは、適切なFOVに設定されていなければなりません。適切なFOVは、モニタまでの距離、モニタの幅、サイドモニタの角度によって決まります。

最近では、すべてのシミュレータは自動FOV計算機能による構成機能を持っているので、パラメータに値を入力するだけで適切なFOVが計算されます。

FOV、それはシミュレータの世界で最も議論される値であり、最も論争を引き起こす値でもあります。

結局、現実の車で見るのと同じようにシミュレータで再現したいというリアリティには、FOVは強制的に遵守されるべきものです。またそうでなければ実際に車を運転したときに役に立ちません。

高いFOV値は映像にトンネル効果を引き起こし、スピード感もおかしくなってしまいます。

間違いの例


http://forums.eagle.ru/attachment.php?attachmentid=53682&d=1310768834

正しい例


http://i2.ytimg.com/vi/Jpnb-QFX7Hc/0.jpg

6 – カバー へ続く


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