A little reading to prep you for the NTM

いよいよ新タイヤモデル登場となりますがその前に、Dave Kaemmerがフォーラムに投稿していますのでご紹介。

オリジナル: “A little reading to prep you for the NTM” Dave Kaemmer 2011.06.22
http://members.iracing.com/jforum/posts/list/1487624.page

実際に新タイヤモデルに触れる前に読んでおくと良いと思いますので、以下で日本語に翻訳してみました。

ついに公式リリースとして君達の手元に新タイヤモデルを届けることができることにとても興奮している。君達は新しいタイヤがとても楽しいと共に、ドライブしやすく、しかしよりチャレンジし甲斐のあることに気づくだろう。特にハイスピードオーバルにおいて以前のタイヤより現実的なフィールに出来上がったので、新タイヤモデルの最初に搭載するマシンをこの新しいNationwideマシンに決めました。このマシン自体、エアロダイナミクスやサスペンションをやり直したNASCARレースマシンの大きな前進があります。しかし君達がこのマシンに乗り込んでクラッチを繋ぐ前に、新しいタイヤについてのいくつかの情報をお届けしようと思う。

まず最初にこのマシンに乗り込んだとき、iRacing Setupsの中で提供されているベースラインセットアップを使うのが一番よいだろう。タイヤを最大限活用するためには、ドライビングスタイルを少し変える必要があるかもしれないが、あなたのラインと走行テクニックで乗り始めると、それに気付きにくいかもしれない。

2つ目に、がまんすること – 君達は、ライン変更、そしていつどれだけリフトしたりスロットルを足し戻したりするかによって、マシンバランスがどのように変化するのかを学習することが必要だ。このタイヤは現実のタイヤのように、発熱に対してとても繊細です。コーナーを抜けるとき、特にハイスピードオーバルにおいて、1秒で50度もタイヤ表面温度が上昇することもあるのです! リアタイヤがフロントタイヤよりも早く発熱していくようなら、はいサヨナラ、君のマシンはスピンしようとし始めるだろう。もしフロントタイヤの方が早く発熱しくようなら、マシンはタイトになって、そこでよりステアリングを操作することでますます悪くなったりするだろう。どちらもほぼ同じなら、マシンと繋がったときにドライバーがニヤリとする理由が分かるだろう。

コーナーでのドライブ方法を変えることで、発熱していく度合いをコントロールすることができます。熱い走りでステアリング切れ角をジグザグさせていれば – シムレーシングでよくあるテクニックだが – 、簡単にアンダーステアやプッシュになる。毎周これを続けていれば、右フロントはグリップを大きく失ったり、火が付きそうになったり、融けてしまったりするだろう。

少し早めにバックオフして、そしてステアリングアングルをあまり大きくとらずにマシンをコーナーへ向けて落としていくことだ。じっと我慢するんだ。そしてマシンが向かいたい先に向いて、リアが働かせられるまで十分に回ってから初めて、スロットルを踏めるんだ。さぁスロットルを踏んでいこう。マシンが路面を掴むのを感じられるはずだ。コーナーへイージーに進入すれば、アクセルを踏むのを早めやすいが、しかしそうすると右フロントよりも右リアを早く発熱させてルースとなるかもしれない。そういったバランスを保つためには、どれくらいプッシュするのがよいのか、正しく量を掴まなくてはならない。フロント接地面積を得たり、アクセルを踏めるまで速度を下げるために、コーナーへの進入中に若干ブレーキを当てるのは効果的だ。ブレーキペダルを踏み付ける必要はない(それはフロントをオーバーヒートさせて後退してしまう理由にもなる)。

好みに合うようなファインチューンとなるセットアップは、周回を重ねる中でドライビングスタイルを変えていく中で快適な状態を見つけたり、タイトになったりルースになったりの挙動の移り変わりを見てから、始めるのがよいだろう。タイヤ温度と同じくらい、どれだけタイヤが磨耗しているかに注意を払いなさい。タイヤ温度と磨耗は、マシンのセットアップだけでなくドライブの仕方の違いだけで、とても簡単に、劇的に差が出るものであることを覚えておきなさい。Nationwideマシンをセットアップする鍵は、フロントスプリッタをできるだけ路面に近づけることと、四輪のタイヤの仕事量をできるだけ同じ分配にすること。ベースラインセットアップはそれらに良い働きをするものになっているので、レースに出るときもただそのトラック用のセットアップを正しく読み込めばよい。

ひとつ免責事項として、これは新しいモデルのプレビュー版であることは覚えておいて欲しい。ロックしたタイヤから立ち上る白煙など、いくつかまだ実装されていないものもある。完成させるためにまだまだハードワークをしているところだ。それでも最も重要な要素は入っている。iRacingの献身的なテスター達の全員が、君達に早くこれを試してもらいたいと思っている。それは本当に楽しいのだから。

このアップグレードを気に入ってもらえることと思います。そして安心してください、我々はこれからも長い期間向上し続けます!

-Dave Kaemmer