NASCAR 2017

ダートコンテンツのリリースと同時に、NASCARカップカーに2017パッケージが投入されます。
2017モデルのカップカーは、コンティジェンシーアップデートに加え、フォードとシェビーに新しいリアスポイラーとフィンが搭載されて 3/29 のビルドでリリースされます。トヨタについては新しい 3Dモデルが完成間近ですが、間に合わなければ追ってリリースされることになります。

シニアビークルダイナミクスエンジニアのSteve Reis(元ペンスキー レースエンジニア)によれば、2017年仕様のシャシーアップデートとしてサスペンションジオメトリのアップデートを行い、また、各セットアップ項目に調整幅制限を加えていて、2017年仕様のボディ形状変更に伴ったエアロマップのアップデートもあるとのこと。

  • フロントスプリングの最小レートを 500 lb/in に引き上げられました
  • フロント巣ウェイバーの最大プリロードを 500 lb/in 引き下げられました
  • スウェイバーのレートをより現実的な値に引き下げられました
  • トラックバーの最大レーキが 4 inch となりました
  • リアのトーセッティングの最大値が LR +1/8 inch, RR 0 となりました
  • LR スプリングの最小レートを 100 lb/in に引き上げられました
  • SSW でのフレーム車高は 6inch, 8 inch となりました

2013年の NASCAR Peak Antifreeze チャンピオン Tyler Hudson によれば、ドライバーにとって最も顕著な変更はターン進入および出口での軽いフィールがなくなることだと。

現行フィジクスモデルではコーナーに向かってリフトオフするとフロントホイールが路面から離れて浮きあがったようにも感じられ、最小のステアリング入力でコーナーへと進入できているのが、2017アップデートではタイヤはこれまでよりも路面に張り付いているように感じられ、コーナー進入・中央・出口でのフィーリングはこれまでよりはるかに良くなるとのこと。シャシー剛性も感じられて、よりレーストラックのフィーリングを感じられるようになり、すべてがニュートラルでコントロールできるようになるそうです。

現在は、1~1.5マイルのトラックでは多くのドライバーが30周かそこらでの短めのピットストップを行っています。タイヤがかなりルーズになってラップタイムの落ちも大きいためですが、今回のアップデート後は燃料分の走行に一貫性が保たれ、タイヤによるタイムの落ちは合理的な 2.6~3.0 秒ほどのよくバランスされたマシンとなります。よりリアルでコントローラブルなフィジクスモデルとなったようですが、タイヤモデルにダート開発から学んだことを加えずにこのアップデートを実現できたとのこと。


*NASCAR 2016 – 2017 update

  • リアスポイラー: 3.5″ (2016) >> 2.375″ (2017)
  • フィン: スポイラー縮小に合わせてテーパード形状に
  • ※トータルのダウンフォース: 2100 lbs (2016) >> 1600 lbs (2017)