Release Notes

2011.09.30ビルドのリリースノートを和訳しました。

Video Driver Compatibility Fixes

  • トラック路面とウォール、フェンスがレース中に展開・生成されることのないよう、トラックのローディング中にビデオメモリ内に展開する新しいグラフィックオプションを追加しました。以前は、これらの事前処理はディテールのレベル2までで、ハイレベルのディテールはCPUで動的に処理されていました。新しいオプションはレベル3までのディテールを事前処理することで、レース中に処理を行わないようにします。この設定によって、CPU使用率抑制、トラックに関するジオメトリの動的なGPU転送の抑制、nvidia 400/500シリーズの最新WHQLドライバーのバグによるフリーズの回避、が見込まれます。
    この設定の欠点は、ジオメトリ保管用に最大12MBのビデオメモリを余計に消費することと、動的なテッセレーションを行わないためにフレームごとのトライアングル数がほんの少しですが増えることでディテールレベルが下がることです。
    この新しいオプションはGraphics Options画面の「Store racetrack in GPU mem」です。ビデオメモリが384MB以上でピクセルシェーダーが有効なとき、最初にシムを起動したときにデフォルトでオンとなります。この設定の変更を反映するには、シムの再起動が必要です。
  • 遠くのシャドウマップの生成を変更しました。遠くにあるトラックサイドオブジェクトの影はディテールレベルを下げて投影します。これは遠くのシャドウマップの生成速度を向上します。
  • トラックの読み込みシーケンスを若干変更して、ロードが終わるまでにトラックといくつかのオブジェクトのレンダリングを済ますようにしました。ひとつのフレームに処理を費やすより、画面をより書き換えるようにしました。これは直接的な効果としては現れないだろうが、ビデオドライバーの負荷は軽減できるかもしれない。
  • レンダラのシーンコンパイラに変更を加え、メモリが解放された後で誤って利用してしまう可能性を減らしました。