What is Sim Racing?

inRacingNews.comに投稿されたPatrick Athertonの記事がなかなかいい内容だったので抜粋して意訳てみました。iRacingに限った話ではなく、レースシムファンの話です。「ゲームじゃねぇ!」というあなたにはウンウンと頷ける話かもしれません :)


シムレーシングという趣味を外野に説明するのは面倒だ。「ゲーム」という言葉しか彼らには理解できないし、その言葉に我々ははうんざりしている。
(以下続く)

彼らはこういうだろう。モータースポーツ・シミュレーションが実際にすべての事象、例えば故障・天候・リスクを含めて再現することはできないと。しかしそこには楽しみだけでなく、ドラマやサスペンス、プレッシャーがあるのだ。


最近iRacingでLaguna SecaのMazda Cupレースに出場したとき、ウォームアップ残り2分で突然私のコンピュータがハングした。これまでそんなことはなかったのに。

再起動儀式を行う。まだ時間はある。そしてついにセッションに再接続した。車列はすでにターン2を回っている。ピットレーンスタートだ。ピットレーン制限速度を守る。緑のコーンを過ぎて勢いを付ける。レースフィールドに戻る。1周目を終わろうかという頃、最後尾を捕まえた。私の中のクルーチーフはリラックスしろと叫ぶ。

2周目、1つポジションを上げた。そしてまた。6周目には4位で、5位に大きな差を付けていた。そのとき、ギアシフターが折れた(どこのシフターだとは言わないよ!)。

マシンをメインストレート脇に止めてマシンから降り、シフターからパドルにコントローラ設定を変更した。そしてレースに復帰、トーイング時間を待つ。奇跡的に、まだ周回遅れにはなっていない。再びバトルに戻る。結果、ポジションを2つ回復して9台中7位でレースを終えた。


それは確かにシミュレーションだが、そこで実際に起こっている出来事である。
私たちはコンピュータゲームで遊ぶのが好きなのではない。そこで実際にあるモータースポーツのドラマに自分で参加したいのだ。単にレースをして、真剣に楽しんでいるのだ。じっくり考えて、結果を得る。私たちはそのイベントの要素であり、そしてイベントはドラマティックになり得る。ドラマこそが楽しみなのだ。


オリジナルはこちら。
http://www.inracingnews.com/iracing-news/cars-simulated-drama-real/
URLが以下に変わっています。
https://www.iracing.com/cars-simulated-drama-real/