Act Labs GPL USB Shifter review

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gpl_shifter_logo.jpg 5kb GPL USB Shifter をようやく入手できたので、実際の商品構成/取り付けから分解までレビューします。書いているうちにけっこうなボリュームになってしまいました(^^;(書くのにもけっこう時間かかってしまいました)が、興味はあるけど一体どんなモノなのか知りたい、という方の参考になれば幸いです。またこの記事を読んで、こういったデバイスに興味を持った方がいらっしゃれば、筆者としても嬉しいです。ぜひ、ご意見ご感想を shupop の guestbook などでお聞かせください。

なお、筆者が組み合わせて使用した環境は、ハンドルが Microsoft Sidewinder Force Feedback Wheel のゲームポート版(以下、MSFFBW )、OS が日本語版 Windows XP Professional Edition です。その他の環境では、記事の内容と若干異なることがあるかもしれないことをご了承ください。

# 全記事を 1 枚の html で記述しており、記事の性格上画像も使用していますから、読み込みに時間がかかるかもしれません。html + 画像 36 枚で 計 473 kb あります。小さくて読みにくい場合には、文字のサイズを大きくしてご覧ください。

Mar.17.2002
shutaro
# TAG 記述誤りがあったのを修正しました Mar.18.2002
# 購入時の送料に関して追記 Mar.20.2002
# 試用タイトルのバージョンを追記 Mar.24.2002
# コンテンツ引越 Sep.20.2003
# 若干のリンク修正など Mar.09.2005
# コンテンツ引越 Aug.09.2005

content:


はじめに

GPL USB Shifterって何?
shifter.jpg 5kbGPL USB Shifter(以下、GPL Shifter)は、カナダのゲームコントローラメーカー、Act Labs 社がリリースしている、シフト操作専用の USB 接続コントローラです。
# Act Labs のステアリングコントローラである、RS シリーズ専用の RS Shifter という製品が元々あったのですが、GPL Shifter は他社製ステアリングコントローラにも対応、としてリリースされました。

見ての通り、シフトノブと H 型のシフトゲートがあって操作方法は想像が付きますね(^^)
# 標準で装着されているのは 7速 + R のシフトプレートですが、別売オプションで 4速 + R 、5速 + R のシフトプレートがそれぞれ US$ 5.99 で用意されています。5速 + R のシフトプレートを用意すれば、GPL にぴったり!という感じですね。

ただ、GPL Shifter はすべてのレースゲームタイトルで使えるわけではないことに注意しなくてはなりません。

# Act Labs が発表している対応タイトル:
Act Labs GPL USB Shifter Game Compatibility
単純には、1 プレーヤーが同時に 2 つ以上のコントローラを使用できるゲームタイトル(レース系に限らず(^^;)で使える可能性がある、ということでよいのかな、と筆者は思っています。
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どこで買えるの?
actlabs_gear.png 5kbAct Labs の Web サイトから直接通信販売で購入することができます。定価は US$ 69.99 ですが、本稿を執筆している現在は US$ 59.99 で購入できるようです。実際に Web から購入する際は、以下の流れになります。
  1. 左のバナーから Act Labs の Web へ移動して製品ページへ
    # このリンクから Act Labs の Web サイトへ移動して製品を購入していただけると、筆者に販売手数料がいくらか入る(らしい)です(^^;
  2. 製品ページの「 BUY NOW 」リンクから購入ページへと進む
  3. 「 ADD TO CART 」でショッピングカートに入れる
  4. 「 GO TO SHIPPING OPTION 」をクリックし、「 International 」で Japan を選択して「 SEE METHODS 」ボタンをクリック
  5. 計算された送料が指定したメールアドレスに送信される
    # 筆者が受け取ったメールに書かれた送料は US$ 45 。送料高いですね(^^;
  6. 受け取ったメールに書かれた URL にアクセスして、送付先とカード情報等を入力して注文を完了する
  7. 3 - 4 営業日で出荷される

でも、海外通販だと、商品を受け取れても不良品だった場合の対応など、不安もありますよね。
そんな方に次に紹介するこちらをお勧めします。筆者も何度かこちらにお世話になっています。

blue.png 6kb こちらは AOSi さんが運営されている通販サイト、BLUEです。
ありがたいことに、最近 Act Labs 製品を扱っていただけました。メールまたは掲示板での注文が可能です。この記事を執筆している現在は GPL Shifter もまだ在庫が数個あるよう の在庫はすべて売れてしまったようですが、受注発注の形で応じていただけるようですので問い合わせてみてはいかがでしょうか。
なお、執筆している現在で 製品価格 + 送料( + 振込手数料等)、 \11,500 での取り扱いとなっていますが、製品価格等海外経費は為替によって変動することがあります。ちなみに筆者が GPL Shifter を購入したときは、経費込みで \12,865 でした。

# 随分前にBLUEで実施された「扱って欲しいものアンケート」(気づけば消えていましたが(^^;)でFPS系タイトルばかり投票されている中、GPL Shifterを書き込んでおいたのは他の誰でもない筆者ですから、直接の原因ではないにしろ、扱っていただけたことがほんと嬉しかったです(^^) まとめて購入のメリットで送料が安くなることを期待していただけに、少し残念でしたけど(^^;

# Mar.20.2002 追記:
BLUE の AOSi さんが、お客さんからの指摘に応える形で GPL Shifter の送料に関するコメントを追加してらっしゃったのでその内容と、その後こちらで分かったことを少し補足しておきます。
Act Labs からの送料が高いということは既にこの記事でも触れましたが、AOSi さんによると、さらに日本に入ってからの送料として \7,000 強、 かかってしまうそうで( ̄□ ̄;)!!、どうしても高価になってしまうとのことです(個人輸入してもそうだってことかしら...筆者は BLUE にて購入したので情報を持っていません)。また、試しにAct Labs に10個同時注文した場合の送料を問い合わせしてみたら、Act Labs から出荷( UPS Air での空輸)する際の送料は US$ 157 となっていました。
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届いたぞ!

箱を開けてみる
box.jpg 18kbgplshifterlabel.jpg 15kb
箱自体は思ったほど大きくありませんでした。
なお、この箱は RS Shifter ( GPL Shifter のベースである、Act Labs 製ハンドル専用のシフトコントローラ)と共用らしく、GPL Shifter だと分かる箇所はわずかに箱に貼られたシールのみです。筆者も、間違えて送られてきたのかと記述を探してしまいました(^^;

item.jpg 18kb早速箱を開けて中身を並べてみます。シフトノブにはキズ防止策も施されているし、箱のインナーが成型されているので GPL Shifter にキズがあったりということはありませんでした。
GPL Shifter 本体の他には、USB 接続アダプタ( GPL Shifter からの 9 pin のケーブルを USB に変換)、取り付け用ブラケット(中央上面にゴムパッドが貼り付けてあります)、固定用クランプ(万力)、ユーティリティ CD-ROM 、簡素な説明書、ユーザ登録はがきが同梱されていました。
GPL Shifter 本体から出ているケーブル(長さ約 1 m )を一旦付属の USB 接続アダプタに接続して、USB ケーブル(長さ約 2 m )を USB 端子へ接続するようですね。全体のケーブル長は十分なものだと思われます。

なお、GPL Shifter の筐体そのものはプラスチック製ですし、シフトノブもゴム質+プラスチック、とお世辞にも質感が高いとは言えません。まぁ、組み合わせる筆者のハンドル MSFFBW 自体の質感もよいとは言えませんけどね(^^;
でも、シフトプレートとシフトシャフトは金属製で光沢もあるので雰囲気を楽しみましょう(^^)
frexgp.jpg 5kbもし FREX さんの FREX GP キットと組み合わせるとなると、GPL Shifter は浮いてしまいそうですね(^^;(筆者は予算を捻出できず所有していません〜)

shiftknob.jpg 16kbこの写真は既に設置した状態なんですが、GPL Shifter 上面から見て、ニュートラル位置ではシフトシャフトがやや左に傾いた位置でオフセットされていることが分かるでしょうか。
なお、各シフトゲートはデフォルトで(シフトプレートに刻印されたシフトゲート。ユーティリティで変更可能)下図のようになっています。

    1   3   5   7
    |   |   |   |
    +---N---+---+
    |   |   |   |
    2   4   6   R
5spd_plate.jpg 12kb# 別売オプションの5速用シフトプレートでは写真の通り、左奥がリバース、左右のニュートラル位置で奥が1速、手前が2速で、最も右側奥の位置が5速となっています。
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早速取り付けてみよう
# 組立/取付には、大小 2 本のプラスドライバが必要です。

bottom.jpg 15kbbracket.jpg 13kb
写真は GPL Shifter 本体の半球状になった裏側で、ここが机に接地する面です。ここの木ネジ 4 本(左写真中の丸)を一旦取り外し、この木ネジでブラケットを共締めします。
右の写真を見ていただけると分かると思いますが、ブラケットには左右にそれぞれ 4 つずつ木ネジを通す穴(木ネジの皿受け用のカットが施してあって机の設置面に傷を付けることはなさそうです)が空いており、どちら側にでも取り付けられるようになっています。これによって左ハンドル仕様(シフトがハンドルの右側)、右ハンドル仕様のどちらにでもできます(この写真では左ハンドル用、つまりハンドルの右側に置くようにブラケットを取り付けています)。
# 右写真で、奥側が机の上面側、床から垂直方向になる GPL Shifter 本体の丸みおびた部分が見えている方向が設置した際手前側になります(床がカーペットで分かり難いかもしれませんね、すみません)。

組み立てと言える(?)作業はたったこれだけです(^^;

続いて机に固定しますが、ここで断っておかねばならないことがあります。
GPL Shifter 付属の説明書はあまり親切ではなく、取り付け及び固定方法についての記述がありません。ですので、以下の記述は筆者なりの方法です(^^;

cockpit.jpg 19kbcockpit2.jpg 19kb
上の写真が設置した状態です。左ハンドル用として、ハンドルの右側に GPL Shifter がくるように固定しました。

固定位置を決める際には、GPL Shifter を 2 速にシフトした状態でけっこうシフトノブが左へオフセットされることを考慮する必要があります。ハンドルを握る右手にシフトノブが干渉しないよう、少しハンドルから離した位置に設置します。
# 右ハンドル仕様なら、逆にリバースへシフトした状態でのシフトノブの右方向へのオフセット量と相談して、ハンドルとの距離をとる必要があるでしょう。

また、この左右の位置調整において、筆者のハンドル MSFFBW ではブラケット中央の上面に貼り付けてあるゴムパッドをハンドルが踏んでしまうとハンドルが浮いてしまうため、ゴムパッドよりも左側に伸びる部分をハンドルで踏む必要がありました。

位置を決定したら、付属のクランプで机に固定します。
筆者は、前述のブラケット上のゴムパッドの部分(ハンドルと GPL Shifter の中間部分)をクランプで机に固定しました。

固定できたら、GPL Shifter 本体から伸びるケーブルを USB 接続アダプタに、そこから USB ケーブルを PC 側の USB 端子へ接続すれば取り付け完了です。

GPL Shifter の取り付け自体は、クランプによる固定によって割と強力です。
筆者の環境では、ハンドルの固定の方が弱いです(^^;;<机天板の厚みが足りてない(スペーサ入れてるけど)

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シフトフィールを確認してみる
固定できたので、ちょっとシフト操作をガチャガチャと...
シフトノブ
この形状、筆者は好きではありません(^^;また、シフトノブ自体は軽すぎる感じがします。シフトノブを市販のものに変更したいところですが、シフトシャフトにはネジ山はないのでそのままでは付きません。手元にダイスないのでとりあえず断念しておく。

シフトストローク
シフトノブが高い位置になり、前後左右共大きなシフトストロークです。決して手首を使ったシフトチェンジなんてできません(そういう類のコントロールデバイスもあると嬉しいんですけどね)。ただ、やはり製品名にもある GPL のダッシュボードでは割とストロークありそうにも見えますから、こんなものなのかもしれません。よくあるショートストロークシフトのように、テコになる部分の改良ができそうにないシフトシャフト形状ですので、ショートストローク化改造をするなら、シフトノブを短くして高さを押さえる方向でしょうか。

ある程度の重さ
シフトノブ操作の重さは、触っているうちにあまり気にならなくなる、というか最初はゲート等の抵抗感から重さを感じてしまいましたが、しばらく触っていると実際のシフトシャフトの動作は軽いように感じてきます。シフトノブを重くするとフィーリングの改善が計れるでしょうか。

シフトゲート
各ゲートへシフトを押し込む際、コクっと抵抗を少し感じます。実車のゴクっという感触とも違いますが、この抵抗は各ゲートからバネによってニュートラルに戻ってしまうのを防ぎ、各ゲートでシフトを固定するためのものです。
と、言うことは、いわゆるシーケンシャルシフトとしては使えないと思った方がよいですね。前後の動きで代用できないことはないですが、+−の操作の後、シフトを自分でニュートラル位置に戻せばいいんですが、はっきり言って難しいですね(^^; 前後だけで使う、としてもそれは Hi - Lo 切り替え程度でしょう。
また、特定のゲート(例えばリバース)が他より抵抗が重い、とうことはなく、どのシフトゲートも同じような抵抗感です。
ニュートラルからの前後方向と左右端へは、シフトを目一杯振ればよいのでシフトゲートへも入れやすいのですが、残った 5 - 6 速のシフトゲートは、慣れないうちは 5 速に入れるつもりが 7 速のゲートにシフトしてしまうということがありそうです。もっとも、これは GPL Shifter の構造というより単にゲートが多いからですが。これに慣れてしまえば、シフトチェンジの動作はスムーズに行えるでしょう。構造上の問題で何かに引っかかったり、ということはありませんから。
操作音
シフトチェンジの際には、シフトプレートとシフトシャフトがあたってガチャッと金属音が響きます。
えぇ、けっこう、うるさいです(苦笑)
なんだか否定的なことも多々書いていますが、雰囲気は抜群です。嬉しくなってついガチャガチャやってしまいます(笑)<余計にうるさいってば
でもこれはたぶん、いやきっと、筆者だけではないでしょう。

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ソフトウェアのインストール
ドライバ
controller.jpg 19kb

GPL Shifter は、Windows 標準のドライバ( HID - Compliant Game Controller )で動作します。パソコンを起動して、GPL Shifter を接続すれば、PnP で自動的にドライバがインストールされます( CD-ROM の要求がくる場合もあります)。実際は軸はないんですが、「 2 軸 8 ボタン」としてインストールされます。

property.jpg 18kb
ドライバが正常にインストールされたら、コントロールパネルのゲームコントローラから ACT LABS GPL USB Shifter のプロパティ(上右図)を表示して、GPL Shifterの各ゲートにシフトチェンジによってボタン 1 〜 8 が正常に反応するかを確認しましょう。標準では 1 〜 7 の各シフトゲートがボタン 1 〜 7、リバースがボタン 8 に対応しています。
# 筆者の GPL Shifter ではここで問題が発生しました。なんと困ったことにボタン 5 以降が反応しない。いきなり分解整備するはめに。同じような問題に遭遇した方は、後述する分解に関する項をご覧になってみてください(分解すると保証なくなりますが)。

ユーティリティ
install.jpg 26kbドライバに続いて、添付の CD-ROM から、ACT LABS Shifter Utility (以下、Shifter Utility )をインストールします。この Shifter Utility は、GPL Shifter の操作を起動された対応ゲームに伝達するよう自動的に設定してくれるもので、こういったユーティリティを使用しなければ、GPL Shifter もただの 8 ボタンデバイスにすぎません。
CD-ROM の自動再生機能が有効になっていれば、自動的に表示される画面から「 Install ACT LABS Shifter Utility 」をクリックすればインストーラが起動します。CD-ROM 内では、Disk1 フォルダの setup.exe がインストーラです。

utility.jpg 11kbShifter Utility の最新版は、Act Labs の Web サイトからダウンロードできます。インストール先(デフォルト = %Program Files%\ACT LABS )に上書きしてしまいましょう。筆者が購入した GPL Shifter 付属の CD-ROM に含まれていた Shifter Utility のバージョンは v1.0、本稿執筆当時での最新版は v2.1 でした。

Act Labs Shifter / Clutch Utility
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使ってみたぞ!

とりあえずは Shifter Utility の設定は置いておいて、早速試走してみましょう。

Grand Prix Legends 試走
logo_gpl.jpg 5kb他のタイトルでも試してみたいけど、やはりまずは Grand Prix Legends (以下、GPL )からでしょう(^^)

さて、いきなり重要な点です。Shifter Utility を起動し、起動したまま、GPL を起動します。でないと Shifter Utility が起動された GPL にシフトチェンジを伝達できません。そのためのユーティリティですからね。なお、最初は Shifter Utility の設定は何も変更せずに走ってみます。あくまで試走ですし(^^;

接続しているゲームコントローラに変更があるため( GPL Shifter を追加したから)、GPL 起動直後キャリブレーションとボタン設定を行わなくてはいけませんが、ハンドルとペダルのキャリブレーションおよびボタン設定はいつもどおり行えば OK です。GPL 側で何も設定しなくても、起動しておいた Shifter Utility が自動的に、GPL Shifter の操作を GPL 側に送ってくれます。なので、シフト UP / DOWN には何を設定していてもかまいません。もちろん、これまで同様にパドルに割り当てておくのも可能で、この場合は GPL Shifter 、パドルのどちらでもシフトチェンジが可能です。ただし、どちらも同居している状態なので次のような状態になって一瞬分けが分からなくなるかもしれません(^^;

  1. GPL Shifter 3 速走行中にパドルでシフト UP 操作を行うと
    4 速へシフトアップされる
    でも GPL Shifter は当然3速に入ったままだよね
  2. 続いて GPL Shifter で2速にシフトダウンすると
    4 速から一気に 2 速にシフトダウンされる
これとは異なり、GPL Shifter を使うことで空いたパドルに別の操作を割り当てることももちろん可能です。

早速走ってみよう。
ピットにて...GPL Shifter のニュートラル位置では、GPL 内でもニュートラルですね。では、GPL Shifter を 1 速へシフトしてスタートします。1 速のシフトゲートに押し込めば 1 速ギヤに入りますが、シフトノブの操作中(ゲート間の移動中)は実際のギヤはニュートラルのままです。1 速にシフトすれば、クラッチが自動で切れてギヤチェンジされた後、自動でクラッチがつながるので、そのままスロットルを踏み込めばスタートします。

完全にマニュアルトランスミッション然とした GPL Shifter でクラッチ操作が必要にも思えるかもしれませんが、GPL では元々シフトチェンジにクラッチ操作が必須ではありません。筆者はクラッチペダルは所有していませんが、スタート用にクラッチをボタン(MSFFBW の X ボタン)に割り当てています。クラッチボタンを操作すればその間はクラッチが切れています(アナログデバイスをクラッチに割り当てれば、半クラッチが使えるようですが)。

徐々にシフトアップしていきます。
やはりシフトチェンジでのクラッチ操作が自動的に行われているので、GPL Shifter で操作すれば簡単にどのギヤにでもシフトすることができます。GPL Shifter ではシフト操作が物理的にゲート間でシフトを移動するので、シフトチェンジにかかる時間がパドルやシーケンシャルシフトよりも少々長くなります(操作に慣れてくると多少すばやくシフトできるようにはなります)。前述のようにGPL Shifterでゲート間のシフト中はどのギヤにも繋がっていないニュートラルとなるため、ちゃんとスロットルオフしてないとレブりそうです(笑)
うぅ、けっこうシフトミスをしてしまいました(^^; ちなみに、6 速がない車種でも 6 速にシフトすることができてしまいます。このとき、ダッシュボード上ではゲートがない箇所にシフトされています(笑)このときのギヤ比ってどうなってるんでしょうか?
あぁ、やはりシフトチェンジ時の音がガチャンガチャンとうるさいです(苦笑)
あ、GPL Shifter でシフトチェンジしても画面内のドライバーは腕でシフト操作してくれません。ちょっと寂しい(^^;

今度は減速しながらシフトダウンします。
やはりクラッチ操作を行わなくてもギヤは入るため、ある程度回転を合わせてシフトダウンしないとシフトロックでスピンを喫してしまうことも。いえ、単に下手なんですけどね。クラッチをボタンに割り当てていてもデジタルな操作にしかならないし、うぅん、これはクラッチペダルも欲しいぞ(^^;(予算が...)
でも、ある程度使っていると、けっこう慣れてきて普通にシフトダウンできるようにはなりました。ニュートラル位置でスロットルあおってますけど。

gearlayout.jpg 16kbドライバービューでドライブしていると、GPL 内のダッシュボードに写るシフトゲートと、GPL Shifter のシフトゲート、同じようなレイアウトだとよいですね(例えばリバースの位置なんて全然違うし車種によっても違う)。Shifter Utility では、どのゲートが何速なのか、詳細に設定することもできるので、例えば下の Lotus や、BRM といった車種それぞれに合わせたレイアウトを定義しておくこともできます。
gpl.jpg 22kb

否定的な感想も少し書いてしまいましたが、やはり雰囲気は抜群ですね。シフトチェンジ時にはハンドルを片手でしか持てなくなる分、ドライビングが難しくなる部分もありそうです。フォースフィードバックを軽くしてしまいたくなる衝動も(笑)<でもやはり重ステじゃないとね

なお、とりあえず今回は"純正"な Shifter Utility を使用しましたが、GPL 用には他に有志によって作成された素晴らしいユーティリティもあります。GPL Shifter の動作だけではなく、いろんな動作をコントローラボタンに割り振ることもできます。

GPLshift+
GPLshift+
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他のタイトルでの試用
f12k1.jpg 8kbjgtc.jpg 8kbcmr2.jpg 5kb
F1 2001 で H 型のシフトゲートはちょっときついですが、問題なく動作しました。ということで例えば JGTC とかの MOD の方がまだ合いますね。
Colin McRae Rally 2 でも動作を確認できました。最初にシフトした瞬間に固まったかのように画面は停止してしまいますが、以後は使えました。しかし、リプレイ再生やフォースフィードバックが正常でなくなったりもしてしまいました。
以上、どのタイトルでも、GPL Shifter でどのシフトゲートにもシフトされていない状態(停止/アイドリング中とシフトチェンジ中)はニュートラルとして扱われました。
ただ、これらのタイトルするならシーケンシャルシフトの方がいいですかね(^^;

Act Labsのリストにも掲載されていた Rally Masters や、特に Rally Trophy での動作を期待していたのですが、残念ながら筆者の環境ではこれらのタイトルで GPL Shifter を正常に動作させることができませんでした。
# 動作できた、という方はその方法を教えてくださいm(_ _)m
# -> Rally Trophy はアップデートパッチをあてなければ動作可能ではあるようです。

筆者が試したのは以上のタイトルですが、Act Labs が発表している対応タイトルだからといって動作するとは限らないかもしれませんね。

Act Labs GPL USB Shifter Game Compatibility

# Mar.24.2002 追記:
試用したタイトルのバージョン表記を忘れていましたので追記します。
○ Grand Prix Legends v1.2.0.2
○ F1 2001 Development Update #2(v1.0.7.6)
△ Colin McRae Rally 2 v1.05
× Rally Masters v3.2
× Rally Trophy v1.01
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まとめ

ややマズイ点も挙げられますが、実車が H 型シフトなタイトルでは雰囲気の向上は間違いありません。そして操作に慣れてくると、シフト操作の自由度が上がることでタイムも向上(?)、、、するといいんですけどね、筆者はまだまだ練習が足りません(^^;

シーケンシャルタイプのコントローラと比べると、多くのレースシムの中では利用頻度は高くないかもしれません。でも、GPL な方にはお勧めです。Nascar は筆者はよく知らないのですが、雰囲気はばっちりでしょう。送料が高いのが気になりますが、買ってしまえば後はあまり気にするものではありません(笑)
さぁ、あなたも、使ってみませんか?

thanks to: brubeck, AOSi

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分解してみたぞ!

ここで記載している分解作業を行うと、製品の保障対象外となる可能性が高いので注意してください。
読者の方がこの記事を読んで分解を行った結果、動作しなくなったり保証が受けられなくなったりした場合でも、筆者は責任を負えません。
分解方法
Act Labs の Web には、シフトプレートの交換方法を記したページがあります。また、保証外だと断った上で、分解(とメンテナンスの)方法を記した PDF ファイル( RS Shifter 向けとなっていますが)も置かれています。一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
RS/GPL USB Shifter Plate Installation
Additional Reference Manuals (RS Shifter Disassembly 890k pdf)

shaft.jpg 14kbさて、本レビューでも分解します(というか先に述べた通り分解せざるを得なかったのですが)。

最初にシフトノブを外します。右の写真を見て分かる通り、シャフトに平面が切ってあり、ネジ山があるわけでもありませんので、捻らず、真っ直ぐノブを引き抜きます。
# 筆者は最初なかなか抜けず、かなり力が入りました(^^;

次に、シフトパネルを固定している左右 2 本のネジ(銀, 小)をはずし、シフトパネルを取り外します。

backpanel.jpg 16kbsidescrew.jpg 11kb
GPL Shifter 本体の裏側の2本のネジ(黒, 大)と、本体側面片側 2 本ずつの計 4 本のネジ(黒, 小)をはずします。

opencover.jpg 16kbGPL Shifter 本体前面の下部にはツメがありますが、このツメをはずして GPL Shifter 後部へ持ち上げるようにすれば、本体カバーをはずすことができます。

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内部の仕組み
シフトシャフト動作部
shaftgimmick.jpg 16kbシフトシャフト根元の動作部では、シャフトに付くスプリングに支えられたコマ(青)が、動作部フレームに刻まれた溝(赤線)に沿って上下動し、シフトした状態でシフトシャフトを保持するようになっています。

下は小さくて少し分かりにくいですが、ニュートラル位置から手前側への連続写真です。シフト移動中である中央の写真では、コマがやや押し下げられた状態になっており、シフトを手前側へ動作し終えたときには、コマが押し上げられて前後方向の位置がホールドされます。

shaftgimmick1.jpg 7kbshaftgimmick2.jpg 7kbshaftgimmick3.jpg 7kb

スイッチ部
switch2.jpg 15kbswitch1.jpg 13kb
本体カバーを開けると、シフトの動作部分とスイッチ類が露になります。上記の左の写真が GPL Shifter の後側から、右の写真が GPL Shifter の横から(写真中の左方向が設置時手前側になる)の写真です。正面から見ると、右側と奥側になる位置に板バネとスイッチがあります。スイッチの配置を以下のような簡単な図にしてみました。

   +---------+            
   |A       B|            
   +---------+            
        |   C|            
        +----+    +---+   
                  | D |   
                  |   |   
        +         |   |   
                  |   |   
                  | E |   
                  +---+   
A - E: スイッチ
+: シフトシャフト

シフトを左へ倒すと、奥側の板バネが左方向へ押されてスイッチ A が、逆に軽く右へ倒すとスイッチ C が、さらに深く右へ倒すとスイッチ C に加え、スイッチ B も押された状態になります(奥側の板バネは、スイッチ C が先に押され、スイッチ B はさらにシャフトを倒した際に押されるように、2 本の板バネは傾斜の付き方が異なっています)。左右方向のニュートラル位置では、A - C のスイッチは押されません。
また、同様にシフトの手前/奥の操作では、やはり板バネに押されてスイッチ E / D が押される仕組みとなっており、やはりニュートラル位置では何れのスイッチも押されません。従って、各シフトゲート( 1 〜 8 ボタン)に対するスイッチ押下状態は次のようになります。
1 = A + D
2 = A + E
3 = D
4 = E
5 = C + D
6 = C + E
7 = B + C + D
8 = B + C + E

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筆者のGPL Shifterが5速以上を使えなかった理由
insidecase.jpg 13kbstuck.jpg 14kb
左の写真で丸をつけた箇所で、筐体ケースと板バネが内部で干渉して、板バネの本来の動作ができずにスイッチが押せない、という状態でした。
そしてさらに、右写真で丸を付けた箇所、板バネが押すスイッチ C の部分なのですが、板バネの先端の丸められた後のその端が、スイッチ部に引っ掛かってしまってまったくスイッチが押せない状態になってしまっていました。

(´ヘ`;)

板バネの曲げを手でいろいろ調整しては筐体閉めてテストして、の繰り返しです。今では、だいぶ使えるようになりましたが、まだたまに 5 速ゲートにシフトしたのにボタン 7 が押されてたりすることがあります。ヤレヤレ、もう少しバネ調整が必要のようです(^^;目指せ板バネ職人(笑)

GPL Shifter を精度/質感の高い製品とは言えないところですね。

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shupop